データサービスの顧客管理
設立:2007年10月18日
事業内容:英語関連事業
従業員規模:100名~
ご担当者様御園 裕太 様(写真右)/高橋 郁子 様(写真左)
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ご利用中のZohoサービス

​​1)レアジョブ様について

 当社は教育業界の上場ベンチャー企業として、グループビジョン「Chances for everyone, everywhere.」を掲げ、「グローバルに人々が活躍する基盤を作る」を実現し、世界中の人々が国境や言語の壁を越えて活躍する社会を目指しています。
現在の主要事業は、オンラインでレッスンを受講できる「レアジョブ英会話」です。サービスミッションには「日本人1,000万人を英語が話せるようにする。」と掲げています。事業領域としては個人、法人、教育機関の3つにおよび、累計無料登録ユーザー数80万人、導入法人企業数2,300社、導入教育機関数280校(いずれも取材時点の数値)を突破し、成長し続けています。
今後はAIによる音声認識や自然言語処理といったテクノロジーを活用し、誰もが英語を話せるようになるサービスの開発を加速させていきます。また、グローバルに活躍できる人材へのニーズが加速的に拡大しているなか、今後は英語関連事業だけにとどまらず、グローバルリーダー育成およびキャリア関連分野への事業拡大、さらには事業の海外展開も進めることで、より早期のグループビジョン実現を目指していきます。

ご担当者様のお立場、プロジェクトへの関わり

 会社・事業を俯瞰し、事業成長に必要な取り組みを横断的に行う部署です。
事業戦略の策定、KPI管理、アライアンス推進、全社オペレーション改善、個別プロジェクトフォローなど、非常に多岐に渡っています。
今回のZoho CRM導入の主な目的は、営業部門や管理部門が使用するツールを見直し、KPI管理の強化や販売オペレーションを改善することでした。

​​2)Zoho CRM導入前について

Zoho CRM導入までのいきさつ

 当社では事業拡大に伴い、経営基盤を支えるシステムの整備が重要な課題となっていました。

Zoho CRM導入前、営業部門では他社のCRM/SFAサービス、管理部門ではオンプレミス型の請求管理システムを使用。CRM/SFAは営業活動を管理し申込書・請求書を発行する機能を担い、CRM/SFA導入前から使用していた請求管理システムで売上の按分データ作成や入金管理、会計システムとの連携を行っていました。

そのため、CRM/SFAと請求管理システムとの間でデータが分断されることとなり、大きく2つの課題がありました。

1)営業部門がCRM/SFAを使って『受注』は把握できても、リアルタイムでの『売上』変化を確認することができない。

2)管理部門がCRM/SFAの請求書データを請求管理システムに登録し、売上データ、売上伝票を作成するといった作業が発生。この結果、月末・月初は担当者の負荷が増大。

この2つの課題を解消するために、従来の請求管理システムの機能をCRM/SFAに組み込もうとしましたが、改修費がネックとなり、
リプレイスする方針となりました。

CRMの乗り換えにあたって

 Zoho CRM以外の主要なサービスも一通り検討しましたが、費用面で折り合わないケースや、そもそも会計データを扱うという話に難色を示すケースもありました。

そんな中で、Zoho CRMの費用面やカスタマイズ性の高さという魅力はもちろんのこと、開発パートナーであるデータサービスさんは、こちらの要件に対してどうすれば実現できるのかを一緒に考え、提案してくれました。

プロジェクト開始からカットオーバーまで/構築にあたって苦労したこと

 CRM/SFAの移行も簡単ではありませんでしたが、特に苦労したのは会計連携です。

請求管理システムで作成したデータ移行の際に発生した売上データと入金データの不整合や、売上データを月ごとに分割した場合の端数処理で問題などが発生し、正しい状態にするまでに想定を大幅に超える対応工数がかかってしまいました。

​​3)Zoho CRM運用・活用後について

Zoho CRMをどのように活用しているか

 CRM/SFAで行っていたプロセス管理や帳票発行、請求管理システムで行っていた売上の按分データ作成や入金管理、会計システム連携を一元化してZoho CRMで行うようになりました。その結果、法人、教育機関向けの営業部門をはじめ、管理部門やCS部門など総勢60名ほどで使用しております。

また、外部サービスや自社ツールとの連携も実装。たとえば「勘定奉行」「クラウドサイン」と連携しています。「勘定奉行」はZoho CRMで生成した売上伝票および入金伝票をデータ連携しており、「クラウドサイン」はZoho CRM内で発行した申込書をクラウドサイン側へ連携しております。内部ツールでは、当社の取引先が使用するWeb上でオンライン英会話の申し込みを行うツールから、Zoho CRMへAPIで申込データを連携し、ボタンを押すだけで帳票が自動発行される仕組みを構築しました。

​​4)導入効果・今後の展望

Zoho CRMの導入による効果

1)ツール費用を、Zoho CRM導入前の1/3に圧縮することができました。

2)自社ツールとZoho CRMを連携させ、顧客の申込手続きにかかわる事務作業を年間約30人月削減することができました。

3)請求管理システムで行っていた売上按分データの作成業務を無くすことができました。これにより、作業工数削減だけでなく、売上変化をリアルタイムで把握できるようになりました。


このような事務作業の負荷が減った結果、スタッフに本来行ってほしい業務に時間を割いてもらいやすくなりました。

また、Zoho CRM導入前に試算していた以上のコスト削減が実現し、コストパフォーマンスの高さは経営層からも評価されています。

今後の貴社のビジネスの発展・成長において、Zoho CRMをどのように活用していくかの展望

1)引き続き「不要な作業の撲滅」「ルーチン業務の自動化」を行っていきたいです。生み出された時間を活用し、より仕事の生産性向上につなげたいと考えております。


2)次に「データによる可視化の推進」です。

できるだけ人の手を介在させず、様々な角度で分析するためのデータを溜めていきたいと考えております。

最近は、Zoho CRMを利用している営業からも「こんなことができないか?」「こんなデータは見られないか?」といった話が挙がっているので、データによる可視化を進め、会社全体の売上拡大に貢献していきたいと考えております。

データサービスへの評価

データサービスさんだからこそ、ここまでできたのだと思います。非常に感謝しています。

今回のインタビューも、データサービスさんのお役に立てればと思いお受けしました。

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